日本におけるアートセラピー 芸術療法の誤解
アートセラピーの本場は、欧米です。
日本では、アートセラピーというと、絵を描かせてその内容から相手の心理的な傾向を診断する心理テストの一つと受け取られがちです。しかし、これは大きな誤解です。絵を心理テストの目的で用いることは、アートセラピーの中の一つの分野にすぎません。
本来のアートセラピーでは、何かを描くという創造的な行為そのものに治療効果があると考え、創造性を重視するものです。
心療内科、障害児教育などの分野だけにとどまらず、社会で生きていく中で生まれる人間関係の疲れ、ストレスなどにも有効です。これから、複雑な世の中になっていくことが予想される時代、芸術、表現することがますます大切になってくるのではないかと思います。
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