アート・ヴリュットの世界 ~アートセラピーの可能性~
アドルフ・ヴェルフリ(1864 - 1930)
スイス出身のアート・ヴリュットを代表する画家。
アート・ヴリュットとは、フランス語で『生の芸術』という意味です。
専門的な美術教育を受けていない人が生み出すアートのことで、アウトサイダー・アートとも呼ばれています。アート・ヴリュットの芸術家の多くは、精神的・知的障害を持つ人ですが、刑務所の受刑者などもいます。
しかし、私は、アート・ヴリュットとそうでないアートとの境はないのではないかと考えます。なぜなら、ひとは、そのときの気分や精神状態で作品ががらっと変わるからです。
私は、その変化を読み取り、そのひとが創作することで、気分を解放すことができればと思っています。それが、アートセラピー 芸術療法の役割だと感じています。
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