私が理想とする絵画教室
ナイチンゲール『看護覚え書』より
ナイチンゲールをご存知ですか?
白衣の天使、自己犠牲の精神に溢れた献身的な女性。そんなイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。しかし、実際は少し違ったようです。
看護はひとつの芸術〔an art〕であり、それは実際的かつ科学的な、系統だった訓練を必要とする芸術である。
と彼女は語っています。
私は、この本を読んで、自分が目指す絵画教室に近いものを感じ、大変共感しました。
私の絵画教室では、芸術と教育に重きを置いています。
そして、教室の雰囲気をとても大切にしています。場所、明るさ、清潔感、音、人数、それぞれがかかえているもの・・・など。毎月のテーマには、伝えたいメッセージ、願い、そして目的があります。ですから、忘れ物はできればしてほしくありません。なぜなら、今月何をするのかを本人が感じ、持ち物を準備するところから、すでに絵画教室の授業がはじまっているからです。
何でもない事のようですが、とても大切なことです。今の学校教育で見落とされがちな、しかしもっとも大切なことだと私は感じています。
そして、お子さんたちを私に任せてください、できれば、お家の方が一緒でないことが理想です。ナイチンゲールも語っていた、最も大切な≪観察力≫をもって、本人と関わり、目指す方向へと導いていけるよう努力していきます。それが自分の仕事だと思っています。
未来につながる、生きた芸術と教育を目指していきたいと思っています。予測困難な時代、激しい挑戦の時代を、これから子どもたちは生きていかなければならないからです。
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